アップルのMacOSを狙ったマルウェアが最近猛威を振るっているようです。 感染の手段は非常に単純で、リンクをクリックさせて「Adobe Flashのアップデート」を装ったウィルスをインストールさせるというもの。 使い古された手段ではありますが、今この方法で感染することが多いようです。
Macがウィルスかかりづらいという嘘
昔からよく言われる「Macはウィルスにかからない」という誤解は、最近は見直されつつあるものの今でも信じられていることがある。 初めから高度なセキュリティ機能やアンチウィルスソフトが導入されているWindows 10とは異なり、Macはセキュリティ周りのバグが多く抱えていたり、標準ウィルス対策ソフトがないため個人情報流出に繋がるようなフリーソフトを導入することがある。
実際Mac10台のうち1台はマルウェアに感染しているというデータもあるようだ。
どんな被害があるの?
今流行しているマルウェアはShlayerと呼ばれるマルウェア。 配布手段はWebサイトやYouTuber、Wikipediaなどを通して行われ、提供者は取り分がもらえる仕組みとなっているようです。悪意のあるリンクにいくと、偽のFlashプレイヤーのダウンロードを促すメッセージが表示されるようです。
このマルウェアをインストールすると、Shlayerは様々なプログラム名のフリをし、バックグラウンドでSafariのアドオンをインストールします。 Safariのアドオンがインストールされると、ユーザーの検索データを収集し、検索ページに独自広告が表示されるようになります。
カスペルスキーによると10台に1台のMacがこのソフトウェアがインストールされているとのこと。
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