はじめのiPhoneが発売されたのは2007年の6月29日、当初iPodの機能を備えたインターネット端末として販売されたiPhoneですが、それ以前のスマートフォンがどんなものだったのか皆さんご存じでしょうか。
iPhoneが確立した静電式タッチパネル、大画面、キーがほとんどない設計ではなかったころのスマートフォンを今回はご紹介したいと思います。
2007年以前のスマートフォンを紹介します。
上記で紹介したとおり初代iPhoneは2007年に登場したのですが、リリース当初はアプリのダウンロードも対応していなかったり、そもそも日本で発売していなかったため実質iPhone3GからiPhoneが登場したという定で2007年のスマートフォンも含めてご紹介したいと思います。
W-ZERO3 WS003SH(2005/ウィルコム(Ymobile))
iPhone登場までの日本のスマートフォンといえばこれでした! シャープ、ウィルコム(Y!Mobile)、マイクロソフトの3社共同開発端末。
Windows Mobile5.0を搭載しており、当時のPHSやPocket PC、PDAの流れをくんだスマートフォンでした。
(この当時はまだPDAと呼ばれることが多い時代でした)
タッチパネル、スライド式QWERTY配置キーボードを備えており、PCメールの操縦心はもちろん、Internet Explorer MobileやOpera for W-zero 3でPCサイトを閲覧することもできました。 またMicrosoft Office Mobileもプリインストールされており、Officeドキュメントの編集も可能でした。
ほかにもサードパーティアプリをインストールしてカスタマイズすることができたことから、一部のマニアからはカスタマイズの自由度からW-ZERO3が選ばれていました。
初代端末、WS003SHは2005年発売、2010年まで合計6台の端末が発売されました。
ブラックベリー 8707(2006/docomo)
ブラックベリーシリーズは世界中で流行したスマートフォンです。
3G通信、通話はもちろんですがQWERTYのフルキーボードがついておりPCに近い操作ができるというものでした。
アプリをインストールして機能を追加といったのもブラックベリーの文化に近いものです。
またPCサイトやPCメールにも対応していました。
実はスマホの歴史は長い
上記のiPhone直前のスマートフォンはPDA(携帯情報端末)と多くの人に呼ばれており、これに通話機能をつけたものがスマートフォンの原型となっています。
通話機能付きPDAは2001年Treoが発売されていました。
iPhoneで世界は変わった
iPhoneの登場で世界は変わりました。
当時最も大手だった携帯メーカーNOKIAは携帯事業を手放し、アメリカで大手のモトローラも中国メーカーの傘下に。
ブラックベリーも携帯電話を直接手がけることはなくなり、マイクロソフトも実質撤退状態です。
また国内においても日本の携帯電話会社はほとんど撤退し、現在ソニー、シャープ、富士通あたりしか大手は残っていません。
対照的に現在は中国のメーカーが絶好調で、1位はサムスン(韓国)、2位アップル、3位ファーウェイ、4位Oppo、5位Xiaomiと中国メーカーの人気が目立ちます。
スマートフォンもいつかは終わりが来ると思いますが、次の世界はどうなるのか、楽しみですね。
ソース:
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20060919b.html
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