現在殆どの主要なAndroidスマートフォンで搭載されているインディスプレイ指紋センサー機能ですが、アップルもこの機能の導入を2021年に計画していると著名アナリストのMing-Chi Kuo氏が話しています。
Touch ID復活なるか
アナリストの話によると、このテクノロジーはApple Face ID顔認証と共に2年後に組み込まれ、2つのセキュリティ機能を使って保管された統一された体験を提供するようになります。
インディスプレイ指紋センサーは、しばらく前から存在しており、2018年初旬にVivo X20 Plus UDが初めて商用製品に搭載しました。 Appleもこの技術には注目しており、2017年に独自のディスプレイ内指紋認証の特許を申請していますが、実際に製品には採用していません。
アップルはこのディスプレイ指紋認証を採用しない理由はいくつか考えられますが、高い電力消費、小さな検出範囲、分厚い検知モジュール、生産が難しいことなどが挙げられます。 アナリストはこれらの問題の多くは2021年に解決すると主張しており、アップルはクアルコムと同様に超音波指紋検出ソリューションを使用する可能性が高いと話しています。
Apple Watchの方が向いてる！？
9to5Macはこれに加えて、Apple WatchにはFace IDよりもTouch IDの方が向いている可能性があると話していますが、アップルが実際に組み込む計画があるわけではないようです。 今現在Apple Watchは生体認証は搭載されておらず、PINコードに依存しています。
二要素生体認証が始まる？
Touch IDとFace ID統合されたセキュリティというのは興味深いアイディアです。 これはなんらかの二要素生体認証の扉を開きます。 ハッカーはスマート尾フォンをハックするのに、顔と指紋の両方を模倣必要があります。 ハッカーはTouch IDを24時間以内にハックすることが出来ましたが、複数の技術を組み合わせ生体認証をくぐり抜けるのは簡単ではありません。
いうまでもなくこの予想は2年後の話であり、アップルの計画が変更される可能性も十分あります。 テクノロジーは予想ほど大きく進まないこともあり、アップルが計画を変更する可能性はたくさんあります。
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