最近人気のワイヤレスイヤホン。ワイヤレスイヤホンはBluetoothと呼ばれる通信規格でつうしんするわけですが、どのiPhoneがどのバージョンに対応しているかご存じですか?
対応外の場合実は接続出来ないこともあります。
ということでBluetoothのバージョンやClass、プロファイルといったBluetoothの仕様を今日はご紹介しますよ。
Bluetoothのバージョン
Bluetoothにはバージョンがあります。 一般に数字が大きいほど新しく、高性能ということになります。
しかしBluetoothは3.0以降のバージョンには下位互換性があるため、古いバージョンのBluetoothデバイスであっても接続することが出来ます。(なおBluetooth 3.0は少し仕様が特殊なため4.0以降とご完成がないこともあります)
iPhoneのBluetoothのバージョン
(Plus/Maxを除いていますが通常版とBluetooth性能は変わりません)
iPhone/iPhone 3G | 2.0 |
iPhone 3GS/iPhone 4 | 2.1 |
iPhone 4s/iPhone 5/iPhone5s/iPhone 5c/iPhone 6 | 4.0 |
iPhone6s/iPhone 7 | 4.2 |
iPhone8/iPhone X/iPhone XR/iPhone XS | 5.0 |
上記の表の通り、4.0以降はご完成があるためiPhone 4s以降の端末であればほとんどのBluetooth製品が使えることになります。
BluetoothのClassについて
BluetoothのClassは3種類あります。 こちらはバージョンが異なりバージョンが高い方が短距離になります。
- Class1: 最大100m
- Class2: 最大10m
- Class3: 最大1m
接続デバイスで異なるClassの場合、距離が短い方が優先されます。
殆どのBluetooth機器はClass2(約10m)となっています。
Bluetoothプロファイル
Bluetoothにはいくつかのプロファイルがあります。
- DUN - インターネットダイヤルアップ
- FTP - ファイル転送
- HID - ワイヤレスマウスやキーボードなど
- OPP - 名刺交換
- HSP - ヘッドセットなどの通信
- HFP - ヘッドセットの通話
- A2DP - 音声の通信
- AVRCP - AVリモコン
- Battery Service Profile - バッテリー残量
- FMP - デバイスの再建策
- TIP - 時刻の修正
- ANP - 音声やメール通知
- PASP - 着信通知
- HOGP - 低消費電力機能
- SPP - 仮想シリアルポート
- HCRP - 印刷やスキャン
- BPP - プリンタデータ転送
- BIP - 画像の送受信・印刷
- PAN - Bluetoothテザリング
- VDP - ビデオデータストリーミング
- PXP - 接続機器間のモニタリング
- HDP - 健康管理機器同士を接続
オーディオのコーデック
Bluetoothのワイヤレスオーディオ機器にはいくつかのワイヤレスフォーマットがあります。
- SBC - 最も多く使われているオーディオ、音質が悪い
- AAC - 高音質規格 iPhoneなどのアップルデバイスにも対応
- aptx - 高音質規格 Androidなどに対応
- aptx LL - 高音質規格aptxの低遅延版 ゲームなどに向いている Androidなど対応
- aptx HD - aptxの超高音質版 いわゆるハイレゾ音源に対応 Androidなど対応
- LDAC - ソニーのハイレゾ超音質規格 対応機器は少ないが高音質 (ソニーにライセンス料を支払う必要があるため普及が進んでいない)
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