iPhoneに関するサイトを運営している映画好きなのにまだ見てなかったスティーブジョブズの映画ですが、昨夜やっと見たので感想を書きたいと思います。
公式の説明文
常に既成の枠組みを打ち破り、理想を求め続けたスティーブ・ジョブズ。人と違う考え方を貫き、周りの人全てを敵に回した<反逆児>が、どうやって、世界中の人に愛されるデバイスを創ったのか。 シリコンバレーの寵児と呼ばれながらも繰り返される成功と挫折の狭間で、彼は何を考え、何を想ったのか―。 1970年代、友人たちと共に自宅ガレージからスタートしたアップル・コンピューター。 その類稀なる創造力により、文字通り“世界を変えた”天才の半生を描いた大注目作。(C)2013 The Jobs Film,LLC.
文字通りジョブズの半生を描いた映画
本作はタイトルの通り映画スティーブジョブズがいかにしてアップルを作ったかのサクセスストーリー映画です。
内容としては大学~iMac発売(Apple復帰)くらいまでのジョブズを描いた作品で、社内の政治的な争いなどにフォーカスしているのかな?という印象です。
本作はさすがに新しい映画だけあって映像は凄く綺麗だし、俳優の演技も素晴らしかったです。
しかしどうしても「スティーブジョブズ」ってこんな人だっけ? というくらい好青年に描かれており、なんとなく小綺麗な映画でした。
またある程度スティーブジョブズとアップルに関する予備知識がないと分からないくらい当初の描写が雑なので、事前に伝記かまとめてるサイトを見た方がいいでしょう。
つまらなくはないが・・・
最後まで見たらそれなりに満足感がある映画ではあります。 フィクションが多く含まれますが爽やかに情熱的な部分を描いた映画で楽しかったです。
ただ社内争いよりも製品がどのように生まれたのか、ジョブズの人間的な部分にもっとフォーカスしてほしかったなという風に思いました。
名作バトルオブシリコンバレーには遠く及ばない印象
映画は尺の問題もありますし、ある程度お話が短く改変されてても仕方ないのですがバトルオブシリコンバレーの方が時代背景やジョブズの人物像などが丁寧に描かれています。
何よりも映画「スティーブジョブズ」と「バトルオブシリコンバレー」は描かれていた時代がほぼ同じです。 スティーブジョブズの方は最近の映画なのでiPodやiPhoneの時代まで描くのかと思いきやiMac止まりです。 バトルオブシリコンバレーも同時期まで(とはいっても当時は最新だった)ことを考えればやはり物足りないでしょう。
ちなみにバトルオブシリコンバレーの方でスティーブジョブズを演じたノアワイリー氏はジョブズから「脚本が気に入らない」といわれていた物の1999年のMac Worldでスティーブジョブズの物まねをして登場して共演するなど本人にも気に入られていたようです。
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