ソニー製スマートフォン、Xperiaシリーズの売り上げが大幅に低下していると各社メディアで報じられているので情報をまとめてみました。
ついに国内でもシャープに抜かれたXperia
MMRIが発表した2017年度のメーカー別出荷台数シェアでは約半数が1位のアップル、次いで2位がシャープ、3位がソニーモバイル、4位サムスン、5位富士通という結果になりました。
SIMフリースマートフォンの販売では1位ファーウェイ、2位ASUS、3位Apple、4位シャープ、5位富士通となっており、SIMフリーの方ではソニーモバイルの姿はありません。
シャープ製スマートフォンはAppleとは競合しない新しいスマホ機能を提案し低価格で販売していることで成長を続けています。 たとえば6月8日に発売された「AQUOS R2」では135度の超広角カメラでの動画撮影と同時に2260万画素の静止画撮影に対応。 運動会の動画を撮りながらとっておきのシーンは高画質な写真で撮影、といったことが可能な世界初のスマートフォンとなっています。
一方Xperiaについては高価格なXperia XZシリーズなどでカメラ機能などを売りにしてきましたが、最新機種でようやくデュアルカメラ搭載、モダンなベゼルレスなフルスクリーンデザインではないなど全体的に古い印象が否めません。 またカメラレビューを行うDxO Markの最新スマホカメラランキングでもベスト10まではファーウェイ、HTC、サムスン、Xiaomi、Google、Appleなどが並びベスト10には売りのカメラ機能ですらSonyの姿がありませんでした。
ソース:
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2017年度通期国内携帯電話端末出荷概況 ≪ プレスリリース | 株式会社MM総研
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実質唯一の日本製
Xperiaといえば日本の大手家電メーカーソニー傘下のソニーモバイルが手がけているスマートフォンブランドです。
Panasonic、東芝などがスマートフォン事業から撤退、SHARPらも中国企業参加になった今唯一の日本製スマートフォンブランドと呼べるものかもしれません。
カメラスマホでの挽回は行えるのか
現在勢いに乗っているファーウェイのハイエンドスマートフォン「Huawei P20 Pro」ではトリプルカメラ4000万画素による脅威のカメラを実現。 ボケ感もノイズも他のスマートフォンよりは2ランク上のクオリティを実現しました。またファーウェイはAIカメラによる画像処理で、より理想的な写真を作ることに成功しています。
Xiaomiは廉価機種でもAI機能を搭載し、カメラ機能の大幅な改善に成功、iPhone Xの半分ほどの価格の機種でiPhone Xよりも高い評価を得るカメラスマートフォンの開発にも成功しています。
ソニーのXperiaではカメラ撮影時最高ISO51200、画像融合処理プロッセサーAUBE、Gレンズの改良などで高画質化を行っています。