11月に行われる米国の中間選挙に向けて、Democratic National Committee(DMC、民主党全国委員会)は立候補者に中国のスマートフォンメーカーであるZTEやファーウェイのスマートフォンを使用しないように通達したようです。
情報流出などの懸念
DNCのセキュリティオフィサーであるボブ・ロード氏は次のように話します。「民主党職員、選挙キャンペーン職員たちがZTEやファーウェイのスマートフォンを使用しないことが重要」
「ZTEもしくはファーウェイのデバイスはスタッフ向けに購入したり使わないでください。 これは仕事でもプライベートでもどちらでも控えてください」と話しています。
米国では2018年2月頃にNSAやFBI、CIA、国防情報員の上級職員が乗員情報委員会で中国スマートフォンメーカーはアメリカの顧客の安全保障上の脅威をもたらしていると証言しています。
メーカーは安全だと断言
ファーウェイは現在もっとも勢いがあるスマートフォンメーカー。「我々は170カ国でビジネスを展開し、(世界の)政府や顧客から信頼されています。」と事実を否定。 ファーウェイといえば日本でも広告展開を行い、現在格安スマートフォンや一部のスマホマニアから非常に高い評価を受けています。
ZTEは「アメリカ合衆国の法律と基準に準じてキャリアとの協力で強固で安全なプロトコルを模索し、高いビジネス基準を保つ姿勢」としています。
既にZTEとファーウェイは米軍基地では販売が禁止となっています。
中華スマホ規制はやりすぎ?
現在世界中のスマートフォンランキングを見ると、1位は韓国のサムスン、2位はアメリカのアップルですが、3位以下はファーウェイやXiaomiといった中国メーカーしか殆どありません。
中国製のスマートフォンは世界中で利用され、様々な分析や解析、カスタムROMの開発など盛んに行われていますが、一部の粗悪な物を覗き大手メーカーで情報流出やセキュリティリスクがあるという報道や研究結果はほとんどありません。
米国での中国製スマートフォンの規制は、安全性に問題があるという証拠があるわけではありませんし、恐らく中華スマートフォンに市場が支配されるのを恐れて政府が警告を呼びかけていると思われます。
中華スマートフォンのススメ
中華スマートフォンは値段が安く、非常に高性能な物が多い現在最もホットなスマートフォンの1つです。
iPhoneteqでも過去にいくつかの中華スマートフォンを特集してきました。
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ファーウェイやXiaomiといった大手メーカーは少なくともかなり多くの国や地域で販売されており、問題性があるという話も聞きませんし、心配であれば独自のクラウドなどを使うのを避けていれば問題なく使えると思えます、
参考:
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中華スマホの安全性、セキュリティは本当に大丈夫なのか!? | SIMフリースマホ研究所
中国メーカーのスマホに潜むリスクや危険性について 中国メーカーのPCやスマホなどの電子機器、アプリケーションなどから、バックドアやスパイウェアが見つかる事件やそれを報じるニュースなどを数年前から度々見 ...
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https://money.cnn.com/2018/08/03/technology/democratic-national-committee-zte-huawei/index.html
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