アップルのiPhoneは最も売れている米国製品の1つですが、
アメリカの製造業界に関与していないのはどうなのかという問題をあげているのは
ドナルドトランプ氏だけではないようです。
有力大統領候補者の1人バーニーサンダース氏も
中国を拠点において生産しているのを問題視しています。
中国拠点の問題とは?
なぜアップルの中国生産が問題にあがるのでしょうか。
現在アメリカでは深刻な不景気を迎えており、
雇用を少しでも増やしたいと言う状況です。
そこで大がかりな製造を行うアップルが
自国生産になれば労働問題が改善されるのではないかというのが
彼らの主張なのでしょうか。
スマートフォン生産を”アメリカ”に移すとどうなる?
ここでは米国企業で実際に米国生産をしたスマートフォン、
モトローラ Moto Xについて触れる必要があると思います。
Motorolaは人気Androidスマートフォンメーカーで、
米国の利益をあげるために
Motorola のハイエンドスマートフォン、
Moto Xを米国生産で行うことを2013年に発表しました。
米国でスマートフォン生産の拠点を作り、
アメリカ人を雇って製造を開始。
しかし人件費や製造コストが向上し
中国産スマートフォンより100ドル~200ドル程度
コストが高いスマートフォンになってしまいました。
出来はよかったものの消費者は正直で、
価格の高いMoto Xは結局思ったほど売れず
Motorolaは経営難に陥ってしまいます。
そして2015年、Motorolaは
中国企業Lenovoに買収されLenovoの傘下となり、
米国の工場は閉鎖し、中国Lenovoブランドでの
スマートフォン製作に関わるようになりました。
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