株式会社ICT総研は「2019年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査」のデータを公開しました。
定額サービスへの段階的な移行
全世界で定額制音楽配信サービスが普及してから10年ほど遅れて日本市場にも入ってきた音楽聴き放題サービス。 スマートフォンの普及などにより速やかな以降が行われ、現在オーディオレコード市場は9%前年比減、配信サービスは13%増加したようです。
プラットフォームシェア
アンケートで利用者が最も多かったのはAmazonのPrime Music。 これはAmazonプライム会員なら無料で使える定額サービスで、楽曲数は少ない、旬の楽曲はあまりないものの少し前のヒット曲を聴くことが出来るため、ちょっとしたBGM再生などにはぴったりのサービスです。
2位はApple Music。 iTunesやiPodのアップルが提供しているだけに音楽アーティストからも人気が高いサービスです。 iPhoneまたはAndroidで音楽を聴くことが出来ます。
3位はLINE MUSIC。 日本で圧倒的なシェアを持つソーシャルサービスLINEが提供する音楽サービス。 音楽を最も聴くと思われる学生向けの学割が充実していることもあり、人気が高いようです。
4位はSpotify。 Spoifyは全世界No.1の音楽サービスですが、日本では権利関係からかかなり遅れてサービスが開始されました。 無料プランでも最後まで聴き放題という画期的なサービスがあることや、プレイリストが充実していることも特徴と言えます。
5位はAmazon Music Unlimited。 月額料金が少し安い780円(他社はだいたい980円)という価格設定ながら楽曲数は最大規模の6500万曲以上という豊富なラインナップが特徴です。
6位はGoogle Play Music/ YouTube Musicで、YouTubeが広告なしで見れるYouTubeプレミアムから200円ほど追加料金を払うだけで、音楽が聴き放題になります。
7位はAWA。業界最大手のエイベックスとサイバーエージェントが提供する音楽配信サービスで、エイベックスアーティストの独占先行配信、独占楽曲が楽しめます。 J-POP好きにオススメです。
8位はdヒッツ。 安価な価格でラジオ感覚で新しい音楽を聴くことが出来ます。
9位はRecMusic(レコチョクBEST)、こちらもラジオ感覚で聴ける音楽定額サービス。
10位はKKBOX。 KDDIが提供するサービスで、K-POPやC-POPが豊富。 みんなで同じ曲を聴くバーチャルDJ的機能もあり遊び心が溢れています。
顧客満足度は逆転!? KKBOXが首位
定額制音楽サービスの中で顧客満足度が最も高かったのはKKBOX。
KKBOXはマルチプラットフォームを重視しており、WindowsやMac、iOS、Androidといった基本プラットフォームはもちろん、Windows PhoneやXbox One、Wear OS、Apple Watchといったちょっとマイナーなプラットフォームもサポートしています。
またアプリ内で音楽ニュースを読むことが出来たり、Listen Withで一緒に音楽を楽しむといった様々な楽しみ方も提案されています。
2位のアップルミュージックはともかくアップルデバイスと統合された体験で使いやすいことが大きな影響があると思われます。 iPhoneの純正音楽プレイヤーでそのまま音楽を楽しめるため、デバイスになれていなくても簡単に使うことが出来ます。
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2019年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査|ICT総研【ICTマーケティング・コンサルティング・市場調査はICT総研】
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