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ウィルスによるTSMC生産工場の停止、パッチ適用なしのWindows7が原因。

iPhoneの心臓部ともいえるAシリーズのプロセッサを生産し、現在次世代iPhoneのA12プロセッサを生産している台湾のTSMCは先日マルウェアの影響で工場が停止したとしていましたが、マルウェアに感染したのはWindows Updateを強制的に止めていたWindows7端末であったことを発表しました。

 

A12プロセッサ製造工場の停止

iPhoneのA12プロセッサを独占的に受注しているTSMCの製造工場が8月4日にコンピュータウィルスが原因で一時停止状態となりました。その後復旧されています。

iPhoneのスマホチップを作るTSMC、ウィルスの影響で工場が停止。 | iPhoneteq
iPhoneのスマホチップを作るTSMC、ウィルスの影響で工場が停止。 | iPhoneteq

最近のほぼすべてのiPhone、iPad用のチップであるAシリーズを独占的に製造する台湾TSMCの工場がコンピ

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感染したのはWindows7、WannaCryに感染

TSMCは会見でセキュリティパッチを適用していなかったWindows7が感染したと発表しました。

TSMCによると、システムへの新しいソフトウェア導入時に誤操作でウィルスが侵入してしまい、その後社内ネットワークに感染が拡大したと感染経路しています。

なおデータや機密情報には影響がなく、既に問題は解決したとのことです。

 

アップデートを止めるのは絶対にやめよう。

Windowsのアップデートといえば、「再起動が強制される」「Windows10の通常版では停止出来なくなった」など何かと厄介者にされがちですが、Windows Updateを止めるのは絶対にやめましょう。

Windows Updateはセキュリティ上の重要な更新が行われます。 これはウィルス対策ソフトではブロックできないようなシステムに関わるものです。 そのためWindows Updateを止めると、ウィルス感染の可能性が非常に高くなります。

現在Windows10であれば、業務用のもの(Windows10 Pro以上)であれば、最大7日間アップデートを延期することも出来ますので、作業をどうしても止められない場合はこれを活用しましょう。

また今Windows7を使っている人も最新のセキュリティパッチは定期的に導入するようにしてください。 Windows7は後2年もしないうちにセキュリティアップデートも終了し、完全にサポートが終わってしまうため、まだWindows7やWindows8.1を使っている人はWindows10へのアップグレードをそろそろ検討するべきかもしれません。

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企業PCでインターネットに繋ぎながらアップデートを止めているというのはかなり危険かと思います。

インターネットに繋ぐならかならずアップデートを行うようにしましょう。

 

 

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