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新型Mac Pro(2019)の良いところ、悪いところ。

AppleがWWDC 19で発表した新しいMac Pro(2019)はベースモデルが5999ドル(約65万円)となっています。 カスタマイズすることで、最大50000ドル(約550万円)になります。 パソコンの価格としては高すぎるのではないかという声も多く、ぶっちゃけ私もそう思っているのですが、様々な角度からMac Proを考えていきたいと思います。

 

Mac Proの良いところ

ともかくハイスペック!

最大1.5TBまで増設可能なRAMというのは、正直競合がいないレベルです。 これだけRAMが積んであっても本来使い道はありませんが、RAMディスクなどを使えばパソコンを快適に動作させることが出来るかも知れません。

グラフィックスボードやプロセッサも高性能なものが選択することが出来、まさにモンスター級のマシンとなっています。

 

カスタマイズが可能

Macでは珍しくPCIeスロットがあるので、後から必要なパーツを足すことが出来ます。 Windowsのデスクトップなら一般的ですが、Macでこれが出来るのは大きいように思えます。

 

最高性能のMac

やはりMac史上最高性能というところです。 Macユーザーにとっては性能が高い物が欲しいとなればこれしか選択肢はありません。 Macで使いたいアプリケーションがあるなら、この機種は最も快適に出来る機種であることは確かでしょう。

 

Mac Proの悪いところ

高すぎる

Mac Pro (2019)はディスプレイのスタンドだけで10万円を超え、モニター+本体+ディスプレイスタンドで約130万円になります。

 

一方Windows 10の高性能パソコン(ゲーミングPC)なら、マウスコンピューターで適当に最高レベルのPCを組んだところIntel Core i9-9900K/NVIDIA GeForce RTX2080Ti/64GB RAM/2TB SSD+8TB HDD+1TB NVM ecpress SSD 1TB/7.1chサラウンドヘッドセット/HTC Vive Pro(VR)/2.1ch 60Wスピーカー/ライトスモークガラスのケース/水冷3連LEDファン/ゲーミングキーボード/ゲーミングマウス/Windows 10 Pro/Logicool HD Webカメラ/無線LAN/マウスパッド/ブルーレイドライブにセットアップサポートを加えた構成に、ASUS ゲーミングモニター(144Hz/4K/27インチ/HDR10)のものを追加しても110万円になります。

Mac Proのベースモデルの場合、Intel Xeon W 8コア(Core i9-9900Kとほぼ同じ物)、RAM 32GB、AMD Radeon Pro 580X(GTX 2080TiからFlops比2分の1以下)

 

長期使うことを考えると厳しい

Macだから許されるということもありますが、拡張スロットのPCIe Gen 4がまもなく開始されるため、Mac Pro(2019)が秋に登場する頃には、Mac Proの拡張スロットは1世代前のものとなります。 拡張スロットがあるとは言え、1世代前の物が積まれているのは少し厳しいのではないでしょうか。

 

Mac Pro、面白いんだけどね。

Mac Pro 2019、Power Mac G5を彷彿とさせるボディなど面白い部分も非常に多いのですが、やはり性能面では少し疑問に残るというのが正直なところ。

Mac好きにはいいのかもしれませんが、Windowsも好きという人は同じ価格のWindowsマシン買った方が幸せになれるかも知れませんね。

 

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