この製品はGEARBEST様よりサンプル品の提供を受けてのレビューとなります。 関係者の皆様この場を借りてお礼を申し上げます。
製品スペック
・Android 6.0搭載
・1920x1080 10.1インチのディスプレイ
・プロセッサ mtk6853(Cortex A53)
・RAM 2GB
・ストレージ 32GB・Wi-Fi 11n対応(2.4Ghz)
調べてみると同名のマシンが以前から存在したらしいがそちらはAndroid 4.0.4、CPUやGPU、ストレージ、ディスプレイが少し落ちるようだったが今回は2017年にGEARBESTやGEEKBUYINGで販売されているモデルを紹介する。
格安マシンでも大画面
1080p、10.1インチの液晶ディスプレイを搭載しており、1万円そこそこで買えるマシンにしてはディスプレイが大きい。
そのため普段他のマシンで触っているよりも迫力がある映像が楽しめる。
タブレットなのにSIMカードが2枚も刺さる贅沢仕様
タブレットは通常Wi-Fiで使う物が殆どだがこのVOYO Q101はSIMカードを挿すことで携帯電話会社のネットワークに接続出来る。
さらにSIMカードスロットは2つあるため最大2つのSIMを同時に入れておくことが可能だ。
LTE通信・4Gネットワークをサポートしているため恐らく一部の日本のネットワークにも繋がる物と思われる。
2G: GSM 850/900/1800/1900MHz
3G: WCDMA 850/900/1900/2100MHz
4G: FD-LTE 1800/2100/2600MHz, TDD-LTE 1900/2300/2500/2600MHz ( Band 38/39/40/41 )
GPS搭載! ナビ代わりに
SIMカードがついていると言うこともあり、このVOYO Q101にはGPSがついている。
Googleマップを使ったナビとして使うことを考えているならそれになり役に立つかも知れない。
日本語設定標準搭載、Google Playストアも。
GearbestのVOYO Q101では標準設定は英語、Google Playストアは初めからホームに登録されていた。
設定から言語設定、日本語を設定することですべて日本語に切り替えることが出来た。
OSは特にカスタマイズされていないGoogleの標準的なAndroidらしく、癖はほとんどない。
ゲームタブレットのはずがモッサリ感が目立つ
Antutu Benchmarkのスコアは約32000点
だいたい2013年のXiaomi Mi3、ソニーXperia Z1などと同じくらいの性能ということになる。
2017年のランキングを見るとiPhone7 Plusが177220、Galaxy S8+が172640と高得点をたたき出しており、少し古いモデルでもHTC One M9が90845点、格安タブレットのMi Pad 3が90000点前後をたたき出している今からするとかなり遅いといえる。
ホーム画面のアニメーションなども少し遅れ、画面タッチもスムーズとは言いづらい状態。 試しにマリオランをプレイしたところ、意外にもプレイすることが出来た。 しかしタップ感度が良くないのか、ジャンプして欲しいときにジャンプできないといった症状が出ることもあった。軽めのゲームでもアクション性があるものは避けた方が良いだろう。
格安タブレットのTeclast X98 Plus ⅡやChuwi Vi10 Plusで採用されているようなAtom Z8300でもAntutuスコアは6万点台なのでわざわざ旧型プロセッサのこのマシンを選択する理由は薄いかも知れない。
動画視聴にも少し難点あり
タッチ感度やプロセッサ速度の問題でゲームなどの作業には不向きな印象だが動画視聴はというとこれもまた少し問題がある。
内蔵されているWi-Fiが11n対応2.4GHzの古い物であるためYoutubeなどの動画を視聴中画質が安定しないことがあるようだった。 再生を一時停止して少しバッファを貯めた後再生すれば問題なく視聴できたのでこちらも環境によっては気をつけたい要素かもしれない。
総評
一昔前の格安中華タブらしい製品。 最近は全体として質も上がっており、日本メーカーと比べても優秀な製品が多くなっているが、VOYO Q101は大きな野心を感じられる物の、荒が目立つマシンとなっている。
安価なタブレットが欲しいならCHUWI Hi10やTeclast TBOOKのようなマシンをおすすめしたい。
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