Xiaomiのイヤホンを使って以来いろいろなXiaomi製品が気になっていたのですが特にXiaomiでは最も高級なこのヘッドフォンはどんなものなのかとても気になっていました。そこでいつもお世話になっているGEARBEST様より無理を言ってサンプル品をご提供して頂きました。 関係者の皆様ありがとうございます。
公式情報
Xiaomiの公式サイトからの情報です。 誤訳があったら申し訳ありません。
すべては低音のために
Mi Headphoneは堅いチタン合金よりも60%軽いベリリウム製ダイアフラムによる音響システムがあります。
高級オーディオシステムに見られるシステムを採用し、最小限の歪みと着色を自然に表現しました。
サイズは一般的な耳のサイズ、50mmをベースとし、低音を豊かに表現します。
どこでもコンサートホール感覚
デュアルダンピングシステムにより音の反射を吸収し周囲の騒音を低減。 3Dサウンドは交響曲のメロディを区別し、現実的なリアルなリスニングを提供します。 デュアルダンピングシステムは高忠実にサウンドを再現します。
聞く、話す
MEMSマイクロフォンは断線しにくく絡まりにくく格好されています。
ケーブル内はケブラー繊維を採用し、もつれにくく耐久性が高い物です。
リモコンはAndroidやiOSと互換性があります。
ゴールドのデザイン
レトロシックなゴールド仕上げのアルミグリルは共振を軽減し、赤い黒川のようなバンドがぴったりとフィットしオープンで透き通った音を提供します。 長時間の着用に最適化された高品質のPUイヤークッションが付属しています。 220gと軽量なので外でも快適に使えます。
キャリーケース
持ち運びに最適なキャリーケースが付属。 結構堅くて丈夫そうな作りです。
ヘッドフォンは折りたたむことが可能。
高い信頼性
一般的な業界標準の耐久検査よりも2倍~3倍程度の回数のテストを行っています。
例えば落下テストは通常1.2mから6回程度ですがMiヘッドフォンは.1.7mから18回落としてテストされました。
仕様
カラー:ブラックゴールド
重量:220g
マイク:ノウルズMEMSマイク
ワイヤー素材:銀メッキ導線
長さ1.4m
ジャック3.5mm
感度98db
周波数 20-2000Hz
レビュー
Xiaomiのヘッドフォン2号機。 おそらくXiaomiのイヤホン・ヘッドフォンではハイエンドモデルとなる。
Piston 2で使われたベリリウム振動板の技術をさらにパワーアップし50mmの大型ペリリウム振動板を採用。
Xiaomiらしく解像度は高く音場は広めでフラット気味。 低音は独立した感覚ではっきりと聞こえる。
高音もそれ程尖っておらず聞き疲れはしにくい作りは流石。 派手さはないがリッチな音で聞くことが出来、イヤホンではなかなか表現できない立体感をヘッドフォンならではの表現力で実現しています。
得意なジャンルの傾向としては音の細かさよりも立体的な音を重視している印象なので、ライブ感のあるバンドサウンド、クラブ、コンサート、サントラが良いかもしれない。 一般的なCD音源でもそれぞれの楽器が独立した音として聞こえるのでとてもコンサートの感覚に近いと思う。
ドンシャリな派手なサウンドよりもリアリティを追求した方向性なので派手な音が好きな人は少し物足りないかも知れないが、Xiaomiのスマートフォンで提供されている「イヤホン・ヘッドフォン向けの専用プロファイル設定」を使うとこの欠点は改善される。
設定を適用すると主に高音域がブーストされ、ボーカルが更に引き立つ音となる。 インスト演奏などではこの機能は無効にした方がいい気がしたが、恐らく大半の人が聞くであろうポップサウンドではこの設定を有効にした方が楽しく音楽を聴くことが出来た。
ケースはしっかりした物なので、安心してヘッドフォンを保管、持ち運びできる。
付属ケーブルがこたつコードのような編み目のものなので絡まりにくく耐久度も高そうだ。
全体としてコストパフォーマンスは高いと思われる。ただXiaomiの20ドル程度のイヤホンがあまりにもコスパが良すぎるために本格志向のこの製品に100ドルの価値を見いだせるかどうかはなかなか難しいところかもしれない。
良い点
・似た製品が少ないリアルでバランスの取れた素晴らしい音質
・高級感のあるゴールドデザイン
・丈夫なケースを初め豊富な付属品
悪い点
・他のXiaomi製品に比べるとお値打ち感は少なめ
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