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提案された法案によりAppleの暗号化が脅かされるかも。

新たに米国共和党上院議員リンジー・グラハムが提案した法案では「インタラクティブテクノロジー法での横行的軽視の排除」というものが提案されます。 この目的は、オンラインでの児童の搾取の阻止に関するベストプラクティスを開発することです。 また同時にエンドツーエンド暗号化を全て禁止にします。

 

エンドツーエンド暗号化とは?

エンドーツーエンド暗号化とは、利用者間での通信が暗号化されること。 普通メールなどを送ると、メール会社や通信会社を経由する際に覗き見することが出来ますが、エンドツーエンドで暗号化されている場合は見ることが出来ません。

SkypeやLINEなどの企業はエンドツーエンドの暗号化によりメッセージを保護しています。

 

エンドツーエンド禁止は非常に危険

いうまでもなくエンドツーエンドの暗号化が禁止された場合、チャットアプリの情報などを少なくとも政府に提示できるように暗号化を解除する必要があります。 これは児童搾取や性的被害の資料を保存、削除を求めるためとしています。

 

現在はAIが処理

児童を守るために使われている仕組みは、現在はマイクロソフト社が開発したProject ArtemisやPhotoDNAを採用しているのが一般的です。 これはチャットアプリやゲーム、画像保存サービスなどで使われており、Google フォトを含む多くのサービスが採用しています。

このAIはネット上で出回っている画像から児童ポルノを見つけ出すことを目的にしたAIで、2002年に導入されて以来6500万件以上の画像や動画を早期に発見しています。

プライバシーを守りながら安全なインターネットを作るのは非常に難しいとされますが、暗号化が解除されると政府機関や企業が簡単にプライバシーを脅かすことができるという問題も出てくるため慎重に議論する必要があります。

 

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