スマートフォンで遊べる任天堂公式レースゲーム「マリオカートツアー」。
家庭用ゲーム機のマリオカートの体験をスマートフォンで手軽に遊ぶことが出来るということもあり、AppStoreの2019年ダウンロードランキング1位になるなど早くも話題のアプリの仲間入りを果たしています。
そんなマリオカートツアーに有料会員であるゴールドパス会員を対象にオンラインマルチプレイのベータテストが行われました。
ということでプレイした感想を書きたいのですが、結構ネガティブな感想になるのでそういった意見を見たくない人はこれより下のテキストは読まないことをオススメします。
ネガティブな意見でも読みたいよという方は引き続きどうぞ。
マリオカートツアーのオンラインプレイははっきりいってつまらない
マリオカートといえば、マリオカートDS以降オンラインプレイで全国や全世界のプレイヤーと一緒にレースを楽しめます。 ギリギリまでコーナーをせめてミニターボをためたり、危険なショートカットに挑戦したりと駆け引きを楽しめるのが楽しいマリオカートのマルチプレイですが本作のマルチプレイは正直期待外れでした。
まず、マリオカートツアーのゲームシステムがマルチプレイ向けではありません。 このゲームはステージごとに得意キャラクター、マシン、グライダーが指定されています。 得意キャラクターならアイテムスロットを3つ回すことが出来、3つ同じのがそろうとフィーバー状態になりスターと同じ効果+アイテム一定時間使い放題になるトンデモルールなわけです。
このシステムをマルチプレイでもそのまま引き継いでいるため、オンラインレースに出ると全員同じキャラでレースをすることが2試合に1回くらいあります。(得意レーサーが複数いる場合などは多少ばらけますが、多くても3種類くらいしか同じレースに参加しないと思ってください)
同キャラ対戦で走るのもネタとしては面白いかも知れませんが、みんな同じキャラで走っている様子はやはりネタとしか思えません。
さらにフィーバーシステムはそのままマルチプレイでもあります。 つまり、アイテムが3つ揃えば無敵+しばらくアイテム使い放題です。 スマートフォンでタダでさえテクニックが少なくなったシンプルマリオカートにアイテムの効果が普段よりも高いとなれば、スキルで競い合うという要素はもうほとんどありません。
そういった要素を踏まえシングルプレイでランダムなプレイヤー名が表示されているBOTとレースするほうが幾分か面白いのではないかと思いました。
ガチャにふりすぎたゲームデザインが足を引っ張る
マリオカートツアー、キャラやグライダーを持っていないと圧倒的に不利なゲームデザインのため、ガチャをあまり回していない人は余り面白くないかも知れません。
ゴールドパスさえ入っていれば、長時間プレイでダイヤ的なものは手に入り10連もそれなりに回せるためそこそこキャラクターは揃い十分レースに参加出来るゲームバランスではあるのですが、それでも得意コースの関係で好きなキャラクターが使えず、フィーバーが出ないとランキング上位は狙えない現状のシステムはゲーム性が高いとは言いづらいのが現状です。
おなじみのコースや美しいグラフィック、そして何よりマリオカートであることはこのゲームの唯一無二の特徴であり、私も毎日プレイしていますが、抜本的にシステムの見直しを行わないとアプリで人気を保つのは難しいかも知れません。
マリオカート8 デラックス -Switch
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