中華タブレットを多く手がけるTeclastの最新フラグシップタブレット、Teclast T10。
自分が初めて買った中華タブレットもTeclast製だったので、結構思い入れがあるメーカーだったりします。
そんなTeclastの実売2.5万円程度の安価ながらもハイスペックなタブレットTeclast Master T10を今回はレビューしてみたいとと思います。
今回のレビューに当たり、GEARBESTより製品サンプルを提供していただきました。 関係者の皆様この場を借りてお礼申し上げます。
Teclast T10のスペック
Teclast T10の最大の特徴はタブレットでありながらも指紋認証を搭載していること、Retinaクオリティの高解像度ディスプレイ、Android7.0があります。
・Android 7.0
・MTK8176 ヘクサコア
・RAM 4GB
・10.1インチ 2560x1600 IPSディスプレイ
・64GB+MicroSDカード対応
・フロントカメラ1300万画素、フェイスカメラ800万画素
・2.4GHz/5GHz Wi-Fi
シャープ製2.5Kディスプレイがすごい。
このタブレットに採用されているのはシャープのIPSディスプレイ。
2560x1600の2Kディスプレイなので、写真や映画、本を読むのにぴったりの高解像度です。
ディスプレイはかなり綺麗ですし、初めから保護フィルムが貼ってあるのも好印象でした。
自動明るさ調整はかなり明るめですが搭載されています。このあたりは中華タブレットは調整が甘めな場合が多いので基本は手動で調整しましょう。
他にもブルーライトをカットして表示するEye care Mode、本のように読みやすいReading Modeを搭載。
最新プロセッサ搭載
Mediatekの64bitプロセッサ、MTK 8176を搭載。
中華系タブレットでは結構見かけるプロセッサで、私も毎日使ってるタブレットXiaomi Mi Pad 3と同じものが使われています。
Xiaomi Mi Pad 3よりも安い価格で同じチップを搭載した上でディスプレイは大型化、結構攻めていると思います。
インターネットや動画、ブックリーダーとしてはもちろん、軽めのゲームなら全然動作しそうですね。
大容量バッテリー
安価なタブレットだと結構ケチられがちなバッテリーですが、Teclast T10は8100mAhのバッテリーを搭載。
動画再生は連続8時間と結構長持ちする仕様です。 またスーパーパワーセーブモードを有効にすればパワーを抑えてバッテリーを長持ちさせることも出来ます。 これは外出時なんかに有効にすれば安心かもしれません。
残念ながらMicroUSBによる充電となりますが、急速充電にも対応しています。
タブレットなのに、カメラもこだわり。
1300万画素のフロントカメラ、800万画素のオートフォーカス対応リアカメラを搭載。
フェイスカメラの方がパワフルなのはタブレットなので、リアカメラはあまり使わないということなんでしょう。
便利なタッチID
T10には指紋認証センサーが搭載。スマートフォンのように背面にある仕様で、高速サインインに対応しています。
縦持ちだとちょっと使いにくいかもしれませんが、横持ちだと左手で握りように持つだけで簡単にログインできて便利です。
この端末はカメラの位置などから見ても横持ち前提に設計されているようです。
レビュー:これはいいぞ!
高画質なゲームで遊びたいというのでなければ間違いなくあり!なタブレット。
特にフェイスカメラは中華タブレットなのにこんなに綺麗なものを触るのは初めてかも!?と思うほどでした。
またディスプレイが綺麗なのでブックリーダーとしても最適。 Kindleなども持ってますが、最近始まったPrime Readingで雑誌を楽しむのに重宝してます。
雑誌は大画面、高解像度ディスプレイの方が読みやすいですからね。
後動画視聴にうれしいのがスピーカーが結構いい音ということです。 横持ちの場合ステレオスピーカーが上手く機能しており、リッチな音で聞くことが出来ます。
またMicroHDMIポートもあるのでテレビなどに出力することも出来そうです。
一方やはりiPad ProやSurfaceといった高級機とは比べものにならないほど安いのでもちろん3Dをグリグリ使ったゲームや重たいアプリは苦手な傾向にあります。 スリープ解除時はバッテリー節約のためプロセッサ速度をかなり落としているらしく、ロック画面はかなり重たく感じます(とはいえTouch IDでホームに進めば快適なのですが・・・)
付属品
・USBケーブル
・SIMピン(MicroSDカード用)
・保護フィルム(本体貼り付け済み)
・説明書
初期のホーム画面
Teclast T10の初期ホーム画面。
Googleの基本アプリとTeclastのアップデートアプリが入っているだけのシンプルなもの。
Androidのシステム自体も殆ど手が加えられていない基本的なものです。
ちなみにシステムの設定で日本語に簡単に切り替えることが出来ます。
Antutu benchmarkスコア
Antutu benchmark Scoreは80707。
iPhoneで言えば、大体iPhone 6 Plusと同じくらいですね。
タブレットはスマートフォンのサブとして使う用途が多いためあまり高性能なプロセッサが搭載されていないことが多い傾向にあります。
Teclast T10のここがすごい
・プロセッサが比較的高速
・高解像度大型ディスプレイで美しい
・フェイスカメラが驚きの美しさ
・MicroSDカード対応
・ステレオスピーカーの音も悪くない
・5GHzの高速Wi-Fi対応
・価格が安価
Teclast T10のここが良くない
・細部の作りが気になる
・本体の重量が重い
・動作がややもたつく部分がある
総合的におすすめ
Teclast T10、総合的におすすめできる内容です。
安いだけではなく、ディスプレイが美しいことやスピーカーの音質がいいこと、全体的に早いプロセッサとなっています。
2万円台のかなりいい出来だと思われます。
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